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コンビニやスーパーを中心に広く流通するプラスチック製使い捨て容器は、国内で年間 80万トンが消費される巨大市場。機能やコスト競争力を高め、素材を進化させてきたこれらの弁当容器は、今では社会を支えるインフラとして機能するようになった。

 

一方で、これらの容器は製造・流通・販売のシステムに最適化される中で、容器形状に着目してその価値を捉え直す機会を失っているとも言える。そこで我々はコンビニなどでごく一般的に使用される弁当容器の可能性を掘り下げ、現代に生きる人々のための「新しい食器」としてデザインを試みた。

​シームレスなライフスタイルを実現する弁当容器

現代社会のライフスタイルから考える

これまでレジ袋に入れて持ち運ぶことを前提に設計されていたコンビニ弁当の容器。2020年よりスタートしたレジ袋有料化の流れを受け、弁当をレジ袋に入れず持ち歩く人が増え、その構造を再考する必要が生じた。

 

現代社会において人々は「常に片手をスマートフォンに占拠されている状態」であると仮定。弁当容器に指一本分が通る穴を開けることで、片手で持ち運べる弁当容器を実現した。結果としてスマートフォンやクレジットカードでの決済がスムーズに行えるようになり、ライフスタイルにおけるストレスの「点」を解消することができた。

コンビニ弁当に求められるサイズや機能を検討した結果、片手で持ち運べるサイズであることが現代のライフスタイルに適合していると判断。上面から見ると、なめらかな三角形をした丼形状を採用することで、十分な内容量を担保しつつ、片手でも持ちやすい弁当容器を実現することができた。指が通る穴の部分は実寸大のモックアップを数種作成。指がかりの良さやフチの形状などを検討した。シート成形という製造方法にもっとも適した形状として、「容器が持ち上げられたときに引っ張られたような」フォルムを採用した。

原寸大の3D模型による検討

なめらかな形状の弁当容器

なめらかな3D曲面を用いることで、一枚でシート成形する製造方法に無理なく適合する自然な造形を目指した。3D曲面によって構造最適化を行うことで、従来の弁当容器に多く見られた「リブ」を可能な限り削減、食べやすい容器としての佇まいをデザインしている。

Mitsubishi

Corporation

Packaging Ltd.

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Food containers for a Seamless Lifestyle

Mitsubishi Corporation Packaging Ltd.

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