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国内外の海運を手掛けるASAHI TANKER。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性が語られて久しいが、重厚長大な海運業において、アプリケーションの導入やネットワークインフラの拡大のハードルは高いものであった。
専門性の高い業務であることから、汎用的なアプリケーションを設計することは難しく、いまだ「紙」と「ホワイトボード」による業務管理が行われている状況が存在している。さらに、外国人や高齢の船員が多いため、デジタルデバイスの使用には一定の難易度がついてまわる。
こうした状況を改善すべく「誰でも使いやすい業務アプリケーション」のデザインを請け負った。
専門性の高いアプリに汎用性をもたらすデザイン
ユーザーへのヒアリングや現場の調査の結果、日々の業務が暗黙知になっており「自分が何をしているか」が意識されないままに仕事が進行していることが判明した。こうした状況においては、下手にアプリケーションを導入すると煩雑さを招き、ユーザーが忌避反応を起こすことが多い。
そこで、極限まで操作をわかりやすくすることを考え「クリック操作のみ」で「ステップバイステップ」に進めていけるUIデザインコンセプトを立案。「基本に忠実」をテーマに、質素で明快なインターフェースを目指した。
「基本に忠実」なUIデザイン
ASAHI TANKER
Client
Application
Services
Industry
Shipping
User interface design with "back-to-basics" in mind
ASAHI TANKER
ASAHI TANKERの「A」を象ったロゴはASAHI TANKERで従来から使用されているもので、船の目立つ箇所にも据え付けられている。
ユーザーである船員に馴染みのあるこの「A」をモチーフとして、各種デザインエレメントを整理した。従前使用されていたロゴに着想を得て展開したデザインのルールを定めることで、統一感のある画面構成を実現している。
デザインエレメントについて
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